VA・VE提案事例

Before

建築・土木現場等で使われる支柱用金物について、高い強度が求められる為、接合部分は全て溶接する必要がありました。ベースプレートと柱、リブの位置決め、仮付け、本溶接を簡易治具を用いながらも全て手作業で行い、溶接後はスパッタ、フラックスを除去するための仕上げ作業が必要でした。このように、溶接作業に長時間要しており、工数削減が課題となっていました。

After

ロボット用の治具を設計・製作し、溶接ロボットを用いることによりベースプレート、柱、リブの位置決めが即座に完了しました。また、溶接ロボットはプログラムに従い常に定まった作業を行うため、溶接の抜け、漏れ、ムラもなくなり、品質を一定に保つことが出来ます。さらに、ロボットが溶接をしている間に次の加工品を治具にセットし、溶接完了品のスパッタ除去作業が可能となりますので、溶接作業工数を大幅に短縮することが可能になりました。