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溶接方法変更による配管カバーの美観性向上

提案効果 品質向上
加工内容 溶接加工

溶接方法変更による配管カバーの美観性向上

Before

配管のカバーに使用されるSUS加工品において、φ100のパイプを250角のSUSプレートに差し込み、全溶接していました。その為、歪みが発生しやすく、また、表からの溶接だったため、加工品の外観が損なわれていました。また、差し込んだパイプとSUSプレートに隙間が生じると、うまく溶接ができず、t1.5のプレートに穴が開くリスクがありました。

After

従来はパイプをSUSプレートに差し込んでいましたが、差し込み式ではなく、パイプをプレートに乗せて溶接する仕様に変更しました。差し込みから乗せる仕様に変更することで、パイプ・プレート間に隙間が生じることがなくなり、穴が空く等の品質低下リスクを低減することができます。また、表からの溶接を4点のスポット溶接のみに変更し、裏から全溶接して仕上げることで、美観性がUPしました。

コストダウン・品質向上・短納期化のポイント

外観品の場合、表側の溶接をできる限り少なくし、裏からの溶接にて仕上げることが、美観性を向上させるうえでは重要です。今回は、表側の全溶接をタップ溶接に変更し、裏側から全溶接することで、美観性を向上させました。また、当事例のようにパイプとプレートを接合する場合、パイプを差し込んでの溶接は品質低下リスクが発生するため、プレート上にパイプを立てて溶接する仕様に変更することを推奨します。

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