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板金溶接をする上での気を付けるべきポイント

板金溶接についての加工のポイントとは?

溶接とは板金2つ以上の素材を接合する方法で有り、「融接」「圧接」「ろう接」の3つに大別されます。溶接は材料同士を一体化させる「接合部が連続性を持つように一体化させる操作」として、日本工業規格(JIS)によって定義されています。半自動溶接、TIG溶接、スポット溶接等、様々な溶接方法の中から、加工指示に沿って溶接加工を行います。

加工のポイント

・溶接作業時に発生するスパッタの除去

半自動溶接時に発生したスパッタは適宜除去しています。スパッタを除去しない場合、美観性を損なうだけでなく、その後塗装工程がある場合には、そこから塗料が剥がれるなどの塗装不良の原因にもなりうるため、スパッタについて適切な処理をすることは重要です。

・歪みへの考慮

熱を加えて溶接することから、母材の収縮や膨張によって変形し、歪みとして表れることは、溶接作業をする上での課題です。

薄板に対して溶接する場合や、溶接距離が長い場合などは、歪みが出やすい傾向にあります。溶接の順番を工夫することによって歪みを最小に抑えたり、固定治具を使用したり、YAG(Yttrium Aluminium Garnet)レーザー溶接機などの設備を用いて高精度の加工で歪みを抑えたりする等、様々な配慮が必要となります。

・溶接不良への配慮

溶接不良とは、溶接部に何らかの欠陥が起こることを言います。溶接の不良は内部欠陥と表面欠陥に分けられます。種類としては、溶込み不良、スラグ巻込み、ブローホール、オーバーラップ等があります。溶接不良が起こることで、強度が不足してしまい、製品としての安全性に影響が出てきてしまうこともあります。溶接加工は作業者によって仕上がり精度に差が出てしまうことから、技術の高い加工先に依頼することが重要であると言えます。

過去の溶接加工の事例

①特殊車両用保護フェンス

φ6のアルミ丸棒を溶接には、歪みが少なくスパッタが発生しにくいTig溶接機を用いて行いました。

>>特殊車両用保護フェンスの加工事例はこちらから

②食品機械用多点ノズル

当加工品は複雑形状であり、溶接と機械加工の高度な連携が必要とされました。溶接についてはYAG溶接機を使用し、熟練した作業者による溶接作業で、気密溶接をしながらも面精度(▽1.6)を担保し、厳しい要求品質をクリアすることができました。

>>食品機械用多点ノズルの加工事例はこちらから

溶接板金なら、BANKIN LABOへお任せください!

BANKIN LABOを運営する株式会社トリパスでは、日頃より様々な製品で溶接加工を行っています。溶接後の後処理や表面仕上げ、ビード面の仕上げ等についても高い技術でご対応させていただきますので、溶接でお困りの際には、是非お問合せページよりご連絡お待ちしております。

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