シャーリング加工とは?仕組み・できること・メリット・注意点を解説します!
板金加工の現場で昔から使われている切断方法のひとつが「シャーリング加工」です。
レーザー加工が広く知られるようになった現在でも、
直線切断・大量カット・コスト重視の案件では今も現役バリバリで稼働しています。
この記事では、
・シャーリング加工とは?
・できること
・選ぶメリット、注意点
・レーザー加工との違い
・よくある質問
を解説します。
シャーリング加工とは?
シャーリング加工とは、上下の刃で板金を挟み、ハサミのようにせん断して切断する加工方法です。(「せん断」とは、引きちぎるように力を加えて破断させる切断方式のこと)
レーザーのように溶かして切るのではなく、圧力で物理的に切る加工なのが大きな特徴です。

主に以下のような用途で使われます。
・鋼板の直線カット
・材料取り(定尺→必要サイズ)
・曲げ加工前のブランク切断
・大量部品の切り出し
シャーリング加工でできること
シャーリング加工が得意なのは「直線切断」一択です。
できる加工
・直線カット
・短冊切り
・矩形切断
・量産ブランク作成
できない加工
・曲線形状
・穴あけ
・複雑形状
・内側の抜き加工
つまり、 “材料カット専門”の加工方法です。
シャーリング加工を選ぶメリット
切断スピードが速い
動作がシンプルなので、レーザー加工よりも圧倒的に早く切断できます。
枚数が多いほど‟速さが際立ちます。
コストを抑えやすい
加工時間が短いため、
・量産
・定尺カット
・同寸法の連続切断
ではコストメリットが出やすいです。
熱影響がゼロ
熱を使わないため、
・焼けなし
・熱歪みなし
・熱変形なし
溶接前の材料取りなどに向いています。
直線精度が高い
機械精度が高いため、長尺でもまっすぐきれいに切れます。
(※幅が細長い、定尺を活かす量産などは通りが出なくなる場合もあります)
シャーリング加工の注意点(デメリット)
曲線・複雑形状は不可
シャーリング加工は直線専用のため、形状加工が必要ならレーザー加工になります。
バリ・ダレが出ることがある
材質・板厚・刃の状態によっては、
・バリ
・端部ダレ
・せん断面の荒れ
が出る場合があります。
必要に応じてバリ取り工程を追加します。

バリが気になる場合は以前ご紹介した「バリ取り機」をご覧ください!
板厚・サイズに設備制限がある
シャーリング加工機には加工可能な
・最大板厚
・最大幅
の上限があります。
依頼前に確認が必要です。
シャーリング加工とレーザー加工の違い(要点のみ)
直線だけなら → シャーリング加工が安い・速い
形状加工あり → レーザー加工一択
よくある質問
Q:シャーリング加工の精度はどれくらい?
A:一般的には ±0.5mm前後が目安です。
用途によっては事前相談が必要です。
Q:どんな材質が切れますか?
A: SS・SPCC・SUS・アルミなど、一般的な板金材料に対応します。
Q:少量でも依頼できますか?
A:可能です。1枚から対応します。
シャーリング加工ならBANKIN LABOを運営する(株)トリパスにお任せください!
当社ではアマダ製シャーリング加工機を複数台保有し、
・最大板厚13mm
・最大サイズ3050mm
まで対応可能です。
「レーザー加工とどちらがいいかわからない」
そんな段階でもOKです。
用途・コスト・納期から最適な加工方法をご提案します。
お気軽にご相談ください!


