BANKIN LABOの板金加工事例

事務所入口までの外階段を、ガビオン（石籠）構造で製作してほしいとのご依頼をいただきました。
現地施工性とデザイン性を両立した、オリジナル構造の金属製階段となります。

お客様からの主なご要望は以下の通りです。

• 現地へ手運びが可能で、その場で組み立てられること
• 設置後に石を充填し、最後に踏板を設置して完成できる構造
• 他にはない、スタイリッシュで存在感のあるデザイン

これらの条件を踏まえ、構造設計から加工方法まで一貫して提案・製作を行いました。

当社からの提案

手運び・現地組立が可能なユニット構造

各段（1段目～4段目）をユニット化し、
L4×50×50のアングル材同士を背中合わせにし、ボルト締結で連結する構造を採用しました。

各ユニットは、現地で人力搬入・組立が可能なサイズ・重量を想定しています。

現地での石充填・踏板設置に対応した設計

上部には開口付きプレートを溶接し、設置後に石を投入できる構造としました。
開口部のエッジには面取り加工を施し、作業時の安全性にも配慮しています。
石充填後に踏板を設置することで、施工効率の良い工程を実現しました。

他にはない“かっこいい”外観デザイン

側面および正面にはエキスパンドメタルを採用。
仕上げは｢ドブメッキ（溶融亜鉛メッキ）｣とすることで、屋外使用に適した耐久性と重厚感を両立しました。

金属素材の構造美と、石材の自然な質感が調和した、存在感のある外階段となっています。

仕上がりとお客様の評価

構造そのものをデザインとして見せる、インダストリアルな外観に仕上がりました。
使用する石の色味やサイズによって、周囲の環境に合わせた表情の変化も可能です。

お客様からは
「存在感があり、かっこいい見た目の階段で満足している」
とのお言葉をいただきました。

BANKIN LABOを運営する株式会社トリパスでは、板金加工・溶接加工に加え、
使用環境や施工方法まで考慮した提案型の製作を得意としています。

建築金物・外構部材・一点物の構造物など、
「既製品では対応できない」「見た目にもこだわりたい」
といった案件がございましたら、お気軽にご相談ください。