ファイバーレーザー溶接とは?特徴・メリット・TIG溶接との違いを解説!
近年、金属加工の現場で導入が進んでいる「ファイバーレーザー溶接機」。
従来のTIG溶接と比べて、
- 溶接速度が速い
- 熱影響が少ない
- 焼けや歪みを抑えやすい
といった特徴があり、板金加工や製缶加工などさまざまな製品で活用されています。
一方で、
「TIG溶接と何が違うの?」
「どんな製品に向いている?」
「デメリットはある?」
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファイバーレーザー溶接の仕組みや特徴、メリット・デメリット、TIG溶接との違いについて解説します!
ファイバーレーザー溶接とは?
ファイバーレーザー溶接とは、高出力のレーザー光を金属に照射し、金属を溶かして接合する溶接方法です。
レーザーエネルギーを一点に集中させることで、必要な箇所だけを効率よく加熱できます。
そのため、従来のアーク溶接と比べて熱影響が少なく、精密な溶接が可能です。
ファイバーレーザー溶接の特徴
溶接速度が速い
レーザーを高密度に集中させて加工するため、比較的高速で溶接できます。
生産性向上にもつながるため、量産品や長尺製品でも活用されています。
焼けや歪みを抑えやすい
局所的に加熱するため、周辺への熱影響を抑えやすい特徴があります。
そのため、
- 溶接焼け
- 歪み
- 反り
などを軽減しやすくなります。
外観品質がきれい
ビード幅が細く、比較的きれいな仕上がりになりやすい特徴があります。
ステンレス製品や意匠性が求められる製品でも使用されています。
薄板との相性が良い
熱影響が少ないため、薄板でも変形を抑えながら溶接しやすい特徴があります。
ファイバーレーザー溶接のメリット
後工程を削減しやすい
焼けや歪みが少ないため、
- 焼け取り
- サンダー処理
- 研磨
などの後工程削減につながる場合があります。
ステンレス製品との相性が良い
外観品質が重視されるステンレス製品では、焼けや変色を抑えやすいメリットがあります。
高精度な溶接が可能
熱影響範囲が小さいため、精密部品や薄板部品にも活用されています。
ファイバーレーザー溶接の注意点
部品精度が重要
レーザー溶接は隙間が少ないほど安定しやすい特徴があります。
そのため、部品の加工精度や組立精度が重要になります。
板厚によっては不向きな場合がある
製品形状や板厚によっては、TIG溶接や半自動溶接が適しているケースもあります。
TIG溶接との違い早見表
| 項目 | ファイバーレーザー溶接 | TIG溶接 |
| 溶接速度 | 速い | 比較的遅い |
| 熱影響 | 少ない | 比較的大きい |
| 焼け | 少ない | 発生しやすい |
| 歪み | 少ない | 発生しやすい |
| 外観品質 | きれい | 技術差が出やすい |
| 隙間対応 | やや苦手 | 比較的得意 |
逆にTIG溶接が向いているケース
ファイバーレーザー溶接は優れた特徴を持っていますが、すべての製品に最適というわけではありません。
例えば、
- 部品同士に隙間がある製品
- 厚板溶接
- 複雑な溶接姿勢が必要な製品
などでは、TIG溶接が適している場合があります。
製品形状や品質要求によって、最適な溶接方法を選定することが重要です。
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ファイバーレーザー溶接は、低歪み・低焼け・高速加工が特徴の溶接方法です。
一方で、製品形状や板厚によってはTIG溶接が適している場合もあり、用途に応じた使い分けが重要になります。
BANKIN LABOを運営する(株)トリパスでは、ファイバーレーザー溶接・TIG溶接を含めた各種板金加工に対応しております。
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