ヘミング曲げとは?メリット・デメリットについても解説!
ヘミング曲げとは
ヘミング曲げとは、人が触れる部分のエッジを無くすために、板の端部を180°曲げて平らに押しつぶす加工のことを言います。別名、はぜ折り・あざ折り、つぶし曲げとも言われます。
ヘミング曲げの種類
大まかに分けて4種類あります。(弊社では主に①~③の加工実績があります。)
①オープンヘミング(板と板の隙間を空けた曲げ)
②タイトヘミング(隙間を空けずに押しつぶした曲げ)
③コーナーヘミング
④分割ヘミング
ヘミング曲げ加工の加工可能寸法について
ヘミング曲げ加工の加工可能寸法としては、下記となります。
材質 | 板厚 | 加工可能寸法(mm)(折り返し寸法) |
SS | 1.6~2.3 | 10 |
SPCC | 0.8~2.3 | 10 |
SUS | 0.5~1.5 | 10 |
AL | 1~1.5 | 10 |
尚、加工条件や内容によって加工可能寸法が変わる場合がございますので、
別途ご相談頂ければと思います。
ヘミング加工のメリット・デメリット
エッジを無くす、処理する方法としてはバリ取りを行ったりC面取りを行ったりする場合がありますが、ヘミング曲げを採用することで得られるメリットにはどのようなものがあるでしょうか。また、デメリットについてもご紹介いたします。
ヘミング曲げのメリット
・人が触れる部分のエッジを無くすため、面取りよりも安全性が高くなる
・ヘミング曲げ部分の補強(強度が増す)
・見栄えが良くなる
ヘミング曲げのデメリット
・工程が増えるため加工に時間がかかる
・深めの傷がついてしまう恐れがある
このようにヘミング曲げには、メリット・デメリットがありますが特徴を理解して、エッジを処理する方法として最適なものを選定しましょう。
ヘミング曲げ加工の加工事例
材質 SEHC t2.3
ヘミング曲げ加工なら当社にお任せください!
「BANKIN LABO」を運営する株式会社トリパスでは、板金加工における精密板金加工~型鋼・アングル鋼の製缶加工まで幅広く対応が可能です。生産設備としては、トルンプ社のレーザー加工機、NCベンダー、自動バリ取り機、レーザー溶接システム、さらに立型マシニングセンタ、CNC旋盤など様々な加工機を取り揃えており精度の高い加工をすることができます。板金加工、架台・フレーム組立等、装置・機械に関する板金加工だけでなく、今回ご紹介したように様々なヘミング加工が対応可能です。安全性を高くしたい!強度が欲しい!などお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。