バーリング加工とは?特徴・メリット・タップ加工との違いを解説します!
板金加工でよく使われる加工方法のひとつが「バーリング加工」です。
薄板にねじを立てたい場合や、強度を確保したい場合によく使用されます。
「どんな加工?」
「タップ加工と何が違う?」
「どんな時に使うの?」
この記事では、
・バーリング加工とは?
・メリット・デメリット
・タップ加工との違い
・使用時の注意点
を解説します!
バーリング加工とは?
バーリング加工とは、板金の穴周辺を押し出して立ち上げを作る加工方法です。
「フランジ加工」と呼ばれることもあります。
主に、薄板にねじ締結用の高さを確保したい場合に使用されます。
通常の板厚だけではネジ山数が不足する場合でも、バーリング加工によって立ち上がりを作ることで、締結強度を向上させることが可能です。
一般的には丸穴形状で加工され、板厚分程度の高さを立ち上げるケースが多く見られます。

バーリング加工のメリット
溶接なしで立ち上げ加工ができる
通常、立ち上げ部を作るには別部品を溶接する方法もあります。
しかしバーリング加工では、板材そのものを成形して立ち上げるため、
・溶接工程削減
・リードタイム短縮
・コストダウン
につながります。
汚れがたまりにくい
溶接で部品を追加すると、付け根部分に隙間や角ができやすくなります。
一方バーリング加工では、立ち上がり部分がなめらかなR形状になるため、
・清掃性向上
・異物滞留防止
といったメリットがあります。
食品機械や装置部品でも活用される理由のひとつです。
歪みが少なく品質が安定する
溶接を行わないため、熱による歪みが発生しません。
また、プレス加工によって安定して加工できるため、
・品質のバラつき低減
・ヒューマンエラー防止
・加工精度向上
にもつながります。
バーリング加工のデメリット
材質によっては強度不足になる
バーリング加工は、材料そのものを伸ばして成形する加工です。
そのため、
・アルミなど柔らかい材質
・薄すぎる板厚
では、ネジ強度不足が発生する場合があります。
ネジ山がつぶれる場合がある
頻繁に脱着を行う箇所では、
・ネジ山摩耗
・かじり
・変形
が発生することがあります。
使用条件によっては、
・ナット溶接
・カシメナット
・圧入ナット
など、別の締結方法を選定するケースもあります。
バーリング加工とタップ加工の違い
バーリング加工とタップ加工は、組み合わせて使用されることも多い加工です。
| 項目 | バーリング加工 | タップ加工 |
| 役割 | 板を立ち上げる | めねじを作る |
| 加工内容 | 成形加工 | 切削加工 |
| 主な目的 | ネジ高さ確保 | ボルト締結 |
| 使用場面 | 薄板部品 | 幅広い板厚 |
一般的には、
1.バーリング加工で高さを作る
2.タップ加工でネジ山を形成する
という流れで加工されます。
薄板でも十分なネジ山数を確保できるため、板金加工では非常によく使用される組み合わせです。
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バーリング加工は、
・工程削減
・コストダウン
・品質向上
につながる、板金加工では非常に有効な加工方法です。
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