板金加工、架台・フレーム組立等、装置・機械に関する板金加工はすべてお任せ!

ニブリングの工程短縮で、コストダウン・納期短縮を実現する方法

今回の記事では、二ブリングに関して詳しくご紹介いたします。そもそも二ブリングとは何か?二ブリングで使用する機械であるタレットパンチプレスについて、二ブリングの課題、問題点について、二ブリングに関する加工事例についてご紹介いたします。

・二ブリングとは

ニブリングは、別名「追い抜き加工」とも呼ばれておりタレットパンチプレスというプレス機械を使用して行う加工方法の1つです。丸孔・角孔などの金型を使用することで隙間なく連続的に孔開けをすることで結果として目的の加工を実現する切断加工法のことです。

・タレットパンチプレスとは

タレットパンチプレスは、2㎜~4㎜程度の打ち抜き金型(パンチとダイ)をコンピューター制御で自動で連続的に加工し、被削材を目的の形状に切断する機械のことです。また、タレットパンチプレスは多数のパンチを自動で交換することができ、様々な寸法や形状の孔を加工することができます。

 

 

・二ブリングの課題、問題点

二ブリング加工は、打ち抜いた孔が重なるように少しずつ位置をずらすことで非常に細かい加工ができます。複雑な形状をしていて、金型がない製品も二ブリングによって既存の金型を用いて加工することができ、コストダウンや加工時間の短縮が期待できます。しかし、ニブリングをすると切断面に傷や付着物が発生する為加工後に仕上げ処理を施す必要があります。そのため、後工程の加工工数がネックとなる場合があります。

 

 

・ニブリングの工程短縮でコストダウンを実現!

次に、当社がお客様にご提案させていただき、コストダウンに成功した事例についてご説明していきます。

バーリングが必要なSUSの板金加工品において、シャーリングで鋼板を粗加工し、タレットパンチプレスで外周を二ブリングしていました。その後、プレス工程でバーリング、バリ取りを行い、ベンダーで曲げ加工を行っていました。当製造方法では加工工程が長くなり、またバーリングの際の段取り作業発生により工数が増加していました。

金型を変更することにより、タレットパンチプレスで、ニブリング・バーリングを一括して行うことで、加工時間を大幅に削減できました。工程を一つ削減することで、加工工数が低減し、コストダウンを実現しました。プレス工程の削減は金型の取り換え作業など、長時間化しやすい段取り替えなくすことができるため、加工時間が大幅に短縮し、短納期化が可能となりました。

 

・VA/VE・コストダウン提案なら当社にお任せ下さい!

当事例のように、「BANKIN LABO」を運営する株式会社トリパスでは、お客様に対してVA/VE・コストダウンを実現するご提案をさせて頂いております。当事例以外にも様々なVA/VE・コストダウン事例がございますので是非一度ご確認下さい。

 

>>VA/VE提案事例はこちらから

 

コラム一覧に戻る
FAQ 当社に数多くいただく質問集
板金部品製作 フレーム・架台組立 コストダウンハンドブック