ザグリ加工・皿ザグリ加工・皿モミ加工とは?違いと用途別使い分けを解説します!
板金加工や機械加工においてよく使われる「ザグリ」「皿ザグリ」「皿モミ」加工。
どれもボルトやビスをきれいに収めるための加工ですが、形状や用途には明確な違いがあります。
「何が違うの?」
「どう使い分ければいい?」
この記事では、それぞれの加工方法の特徴と、用途に応じた使い分けについて分かりやすく解説します。
ザグリ加工とは?
ザグリ加工とは、穴の上部を円筒状に広げ、ボルトの頭を埋め込むための加工です。
特徴
・底が平らな円筒形状
・六角穴付きボルト(キャップボルト)に使用
・締結後に頭が出っ張らない
用途
・機械部品の固定
・治具や装置の組立
・ボルトの干渉防止
強度を確保しながら、見た目や機能性も両立できる加工です。
皿ザグリ加工とは?
皿ザグリ加工とは、ザグリ加工に軽い面取り(皿取り)を加えた加工です。
特徴
・基本は円筒+入口にテーパー
・ボルトの収まりが良い
・バリや引っかかりを防止
用途
・組付け性を向上させたい部品
・仕上がり品質を重視する製品
ザグリよりも“仕上げ品質”を一段上げたいときに使われます。
皿モミ加工とは?
皿モミ加工とは、穴の入口を円錐状に加工し、皿ビスの頭を沈めるための加工です。
特徴
・円錐形状(テーパー)
・皿ビス専用
・表面をフラットにできる
用途
・外観部品
・カバーやパネル
・人が触れる部分
見た目をすっきりさせたい場合に適しています。
↑皿モミ加工の様子(2倍速)↑
使い分け比較
それぞれの違いをまとめると以下の通りです。
| 項目 | ザグリ加工 | 皿ザグリ加工 | 皿モミ加工 |
| 形状 | 円筒(平底) | 円筒+円錐 | 円錐 |
| 使用部品 | 六角穴付きボルト | ボルト+仕上げ配慮 | 皿ビス |
| 向いている板厚 | 中厚板~厚板 | 中厚板~厚板 | 薄板 |
| 特徴 | 強度重視 | 仕上げ・組付け性向上 | 外観重視 |
用途別の使い分け
・見た目をフラットにしたい → 皿モミ
・しっかり固定したい(強度重視) → ザグリ
・組みやすさ・仕上がりも重視 → 皿ザグリ
さらに、
・薄板 → 皿モミ
・中厚板以上 → ザグリ/皿ザグリ
と覚えておくと判断しやすいです。
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ザグリ加工・皿モミ加工・皿ザグリ加工は、いずれもボルトやビスを適切に収めるための重要な加工です。
用途・板厚・使用部品に応じて適切に使い分けることで、製品の品質や作業性を大きく向上させることができます。
「どの加工を選べばいいかわからない」そんな場合でもお気軽にご相談ください!


