ハイテン・S45C・コールテンのレーザー加工とは?高強度鋼材の特徴と選び方を解説します!

板金レーザー加工で主流なのはSSやSPCCなどの軟鋼材ですが、
「もっと強度がほしい」
「摩耗に強くしたい」
「屋外でサビにくくしたい」
といった〝性能重視の案件″ では、少し特殊な鋼材が選ばれることがあります。
それが
・ハイテン(高張力鋼板)
・S45C(中炭素鋼)
・コールテン鋼(耐候性鋼)
の3種類です。
どれも強度や機能性は高いけど、レーザー加工の難易度も上がる材料です。
今回は、レーザー加工を依頼する前に知っておきたい各材質の特徴・メリット・注意点を解説します。
まず知っておきたい!レーザー加工の共通メリット
これらの高強度材は、実はレーザー加工との相性がとても良い材料です。
・金型不要
・厚板や硬い材質も加工可能
・肉抜き設計で軽量化可能
・試作・単品対応がしやすい
特に「硬いから加工しにくい」材料ほど、レーザーの恩恵を受けやすいのが特徴です。
違いが出るのは「加工できるかどうか」ではなくどんな強度を求めるか・どんな環境で使うかなんです。
ハイテン
ハイテンとは「High Tensile Steel(高張力鋼板)」の略で、SSよりも強度・引張強さを高めた軽量高強度材です。
向いている用途
・軽量フレーム
・補強部品
・車両関連部品
・強度は欲しいが重量は抑えたい部品
→ 「軽くて強い」を実現したい時に選ばれる材質です。
注意点
・硬いため切断条件がシビア
・曲げ加工で割れが出やすい
・加工コストはSSより高め
S45C
機械構造用炭素鋼で、硬さと耐摩耗性に優れた鋼材 です。
加工後に焼入れ処理を行うケースも多く、機械部品用途で定番です。
向いている用途
・シャフト部品
・機械ベース部品
・摩耗部品
・強度+硬度が必要な部品
注意点
・切断面がやや硬化する
・曲げ加工には不向き
・後加工(機械加工)前提になることが多い
・材料コストはSSより高い
→ 精度部品・機械部品向けの“削る前提”の材料です。
コールテン鋼
屋外環境で使用されるサビを味方にする鋼板で、耐候性鋼材とも呼ばれます。
表面に安定した保護性サビ層を形成し、内部腐食を抑制します。
向いている用途
・屋外サイン
・モニュメント
・外構部材
・橋梁部材
・景観デザイン部品
注意点
・初期はサビ汁が出る
・屋内使用には不向き
・均一な発色には環境条件が必要
・材料費はやや高め
どれを選べばいい?早見表
| 用途 | おすすめ |
| 軽量+強度 | ハイテン |
| 機械部品・硬さ重視 | S45C |
| 屋外耐久・デザイン性 | コールテン |
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