SS・SPCC・酸洗・SM材のレーザー加工とは?一般鋼材4種の違いと選び方を解説します!

板金レーザー加工で最も多く使われているのが、いわゆる〝一般鋼材(軟鋼系)″です。
・SS材
・酸洗材
・SPCC材(冷延鋼板)
・SM材(溶接構造用鋼)
どれも同じ「鉄」ですが、表面状態・精度・強度・向いている用途 がそれぞれ違います。
ここを間違えると、
「思ったより汚い…」
「精度が出ない…」
「強度不足だった…」
このようなトラブルの原因にも…!?
この記事では、一般鋼材4種類の違いと選び方を解説します。
まず知っておきたい!レーザー加工の共通メリット
一般鋼材はすべてレーザー加工と相性が良く、
・金型不要
・小ロット(1個)から製作可能
・複雑形状も対応可能
・短納期対応
・穴あけ・外形同時加工でコスト削減
といった強みがあります。
つまり違いが出るのは「加工のしやすさ」ではなく「仕上がり・用途」 なんです。
SS材
黒皮付きの熱延鋼板です。
板金加工ではスタンダードな材質で最も使用されています。
向いている用途
・架台
・フレーム
・ブラケット
・強度重視部品
・コスト重視案件
注意点
・黒皮の影響で切断面や外観はやや粗め
・用途によっては塗装やメッキが必要
・薄板は歪みが出ることもある
→安くて強い。見た目は気にしない部品向けです。
SS材の加工事例
・図面無しから畜産業界向けの柵を製作!
・デザイン提案も!?屋外設置用ショップサインを製作!
酸洗材
SSの黒皮を酸性溶液にて除去した材料で「きれいなSS」というイメージです。
向いている用途
・塗装前提部品
・外観も少し気にしたい部品
・溶接構造物
・食品機械の内部フレーム
注意点
・SS材より材料コストがやや高い
・表面保護が少ないためSS材より錆びやすい
→SSよりワンランク上の仕上がりがほしい時に選ばれる材質です。
酸洗材の加工事例
SPCC材
精密板金の定番素材で表面・板厚精度が非常に高い鋼板です。
向いている用途
・カバー
・筐体
・制御盤
・化粧パネル
・精密部品
注意点
・厚板は不可
・強度はSSより弱い
・錆びやすい
→見た目・精度重視ならSPCCが選ばれます。
SM材
溶接構造用の高強度鋼材です。
向いている用途
・大型架台
・重量フレーム
・強度設計部品
・耐久性重視設備
注意点
・硬いため切断時間が長い
・加工コストやや高め
・外観用途には不向き
どれを選べばいい?早見表
| 用途 | おすすめ |
| とにかく安く作りたい | SS |
| 仕上がりもそこそこきれいに | 酸洗 |
| 精密・外観重視 | SPCC |
| 高強度・大型構造物 | SM |
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